膠原病(SLE)のまとめブログ

このサイトの管理人(草餅)です。 彼女が膠原病(SLE)になり、治療を進めていく上で、勉強したこと、どんな治療をしたのかを、忘れないようにするためと、同じ病気の方へ情報の共有が出来ればと思いブログを書いています。

入院47日目-膠原病(SLE)

免疫抑制剤(セルセプト(MMF))-②

前回の記事の続きです。
セルセプトの副作用をメインに考えてみます。

免疫抑制剤(セルセプト(MMF))の服用について

前回少し書きましたが、この薬は効果の高いお薬です。
ですが、反面リスク(副作用)のあるお薬となります。

色々調べてみると、この薬の服用方法が定められていました。

すべて確認したい方はこちらをご確認ください
公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について(厚生労働省
http://ift.tt/1zPCaWJ

抜粋すると、ループス腎炎に服用する場合。

[効能・効果の変更(追加)]
ループス腎炎

[効能・効果に関連する使用上の注意の変更(追加)]
ループス腎炎に対しては、診療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に投与すること

[用法・用量の変更(追加)]
成人:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回250~1,000mg を1日2回12時間毎に食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日3,000mgを上限とする。
小児:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回150~600mg/m2を1日2回12時間毎に食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2,000mgを上限とする。

[用法・用量に関連する使用上の注意の変更(追加)]
ループス腎炎に対して本剤を投与する場合、投与開始時は、原則として副腎皮質ステロイドと併用すること

厚生労働省から服用についてのガイドラインが出ていました。

主治医の判断ももちろんあると思いますが、この決められたルールの中でどこまで行うか・・
と、いうことなのかも知れませんね。

服用量の上限、服用には原則として副腎皮質ステロイドと併用すること。なども書かれておりますし。
調べないと・・きっと気づかないことだったと思います。
全てがお医者様の判断で・・というわけでもないのですね・・

免疫抑制剤(セルセプト(MMF))の副作用について

妊娠に関係する事柄が一番のようです。

こちらも色々調べまして、厚生労働省より発表がされていました。
http://ift.tt/29qQGPP

抜粋しますと、
中外製薬の「セルセプトカプセル」などミコフェノール酸モフェチル製剤3製品について、ループス腎炎の効能・効果が承認されました。
ただし、催奇形性や流産の副作用の周知を促すよう、都道府県担当者や関係団体に通知しています。

・妊婦または妊娠している可能性のある人に投与しないこと・
・妊娠する可能性のある人に投与する際は投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で投与を開始すること。
・投与開始前から投与中止後6週間は避妊することなどを改めて注意喚起しています。

妊娠時期などによっては注意する必要がありそうですね。

他の副作用について

この薬も免疫力が下がりますので、
・特に感染症への注意が必要です。

また、他の方の声を聞いてみると、
・不眠(睡眠障害
・めまい
・だるい
・下痢

などの副作用もあるみたいです。
あまりに副作用が強いようなら、主治医の先生に相談してみてください。
日常生活に支障があるほどの量を服用するというのは、本当に辛いと思います。
そこまで無理をして、その量を飲まなくてもいいのではないか?と個人的には思います。
理由があるのであれば我慢するしかないのかも知れませんが、まずは相談してみてください。

そして、免疫抑制剤(セルセプト(MMF))もですが、
将来的に(特に長期服用)白血病やリンパ腫、皮膚がんなどの悪性腫瘍の発現リスクが少し高まる可能性があるようです。

このあたりのことも含めて、服用時は主治医の先生としっかりお話をされることをオススメします。
・何故この薬なのか。
・何故この量なのか。
これは、セルセプトだけのことではなくて他の薬も同じようなリスクがあると思います。
でも治療にはどうしても強い薬を使わないといけない。そんな状況もあると思います。(難病ですし)

ですので、きちんと主治医と相談して決めてくださいね。
言われるがままでは、だめですよー。



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