治療開始63日目-膠原病(SLE)
免疫抑制剤 アザチオプリン(イムラン、アザニン)
免疫抑制剤である。代謝拮抗剤アザチオプリン(イムラン、アザニン)について調べてみました。
これから服用される方、服用されている方、参考にしてみてください。
免疫抑制剤 アザチオプリン(イムラン、アザニン)とは?
腎移植などの拒否反応の抑制薬として、1969年に海外で発売されました。
関節リウマチ疾患に対して海外では一般的に使用されています。
日本では、2011年に追加で適用されています。
免疫抑制剤 アザチオプリン(イムラン、アザニン)の主な使用目的は?
慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、筋炎、血管炎などに用いられる免疫抑制剤です。
特に慢性関節リウマチに効果を発揮するようです。
また、併用することによってステロイド剤を減らすという目的にもよく使用されます。
(イムランを併用することで、ステロイド剤を半分に減らすという目的)
使用されるパターンの例
②ステロイド剤との免疫抑制薬の併用 目的の場合(膠原病の治療など)
③血管炎症候群 (MPA(顕微鏡的多発性動脈炎)、GPA(Wegener 肉芽腫症)を含む場合。
④様々な事情により、エンドキサンパルス療法が出来ない場合。
もちろん、これらが全てではありません。
いくつか調べてみたところ、このあたりの使用例が多い印象でした。
免疫抑制剤 アザチオプリン(イムラン、アザニン)の作用について
抗体やリンパ球の元になる核酸(DNA)の合成を抑制します。
体内で抗原抗体反応を抑制する、6-メルカプトプリンに変換された後、核酸合成を阻害することで免疫抑制作用を発揮します。
個人的な主観
古くから使われている薬ということになります。
膠原病(全身エリテマトーデス)(SLE)では、ステロイド剤を減らすために併用のパターンが1番多い気がしました。
ですが、免疫抑制剤であり強いお薬です。
副作用も当然のようにあります。
次回は、副作用をメインに考えてみます。
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