膠原病(SLE)のまとめブログ

このサイトの管理人(草餅)です。 彼女が膠原病(SLE)になり、治療を進めていく上で、勉強したこと、どんな治療をしたのかを、忘れないようにするためと、同じ病気の方へ情報の共有が出来ればと思いブログを書いています。

入院18日目-膠原病(SLE)

新たな病名の発覚!(血球貪食症候群)③

説明不足でしたので、血球貪食症候群の症状についての説明です。
血球貪食症候群の診断基準)

血球貪食症候群の診断基準

主要な基準
発熱:最高38.5℃以上の発熱が7日以上続く。
血球の減少:末梢血液で二系統または汎血球減少が見られるが、
骨髄に低形成または異形成の像は見られない。
高サイトカイン血症
高フェリチン血症
LDH血症
血球貪食細胞の増加:骨髄、リンパ節、脾臓、肝臓、および
脳脊髄液において血球貪食細胞が増加する。

参考となるデータ
肝脾腫、リンパ節腫大、皮疹、中枢神経症状(髄膜刺激症状を含む)、黄疸、浮腫、とくに眼瞼浮腫、DICなど。
脳脊髄液における細胞増多、タンパク質の上昇。
高トリグリセリド血症
低フィブリノーゲン血症
肝機能障害
低タンパク質血症
低ナトリウム血症
高VLDL血症
低HDL血症

もう少し簡単に説明すると、

血球貪食症候群の診断基準(さらに簡単に説明)

以下のいずれかを満たせばHPS/HLHと診断される。(2009年度の改定版)

1. HPS/HLHまたはXLPの分子診断が得られる。

2. Aの4項目中3項目以上、Bの4項目中1項目以上を満たす。C項目はHPS/HLH診断を支持する。

A項目
1)発熱
2)脾腫
3)2系統以上の血球減少
4)肝炎様所見

B項目
1)血球貪食像
2)フェリチン上昇
3)可溶性IL-2R上昇
4)NK細胞活性の低下または消失

C項目
1)高トリグリセライド血症
2)低フィブリノゲン血症
3)低ナトリウム血症

簡単にいうと、血液検査をすると異常値が出やすいので、まずは血液検査での診断になります。

特に、発熱:最高38.5℃以上の発熱が7日以上続く。というのは、風邪やインフルエンザと似たような症状です。

血液検査をしなければ、この病気はまず発見されないと思います。

体調不良なので、一度病院に行き、「風邪ですねー」なんて一言から、とりあえず「抗生剤出しておきますね」なんて対応をされて自宅で療養したとしても、
ご自身や、見ている側の方は、なんかいつもとおかしい・・とか、風邪にしては・・こんなに症状続く?など、違和感を感じたら、少し大きめの病院に診察に行き、経緯を伝えて血液検査のお願いをしましょう!

もう一度言いますが、「血液検査をしなければ、詳しい状態は分かりません」
(出来れば、血液内科のある病院での受診をおすすめします)

彼女の場合は、膠原病(SLE)(全身性エリテマトーデス)での入院に始まり、諸々詳しい検査を行い、今回の病気が発覚しました。(自覚症状なし)
(血液検査、骨髄検査をしたおかげです)

本人はいたって元気なので、分からないんですよね・・

症状がつらくなってから診察に行ってほしくないので、体験談としてみなさまにお伝えします。



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